金融庁の十戒(仕事論)

これは上の記事のソースになっている,かんべえさんのとこから。9/28日付の日記より,以下引用。

   金融庁十戒


(1)上司と部下
上司は部下の仕事に付加価値を加えるのが仕事である。それができない上司は、意思決定プロセスから除外し、階層をフラット化する必要がある。


(2)ペーパーワーク
コミュニケーションは極力口頭で行なわねばならない。応接録の大半は、言い訳と自己弁護の作業に過ぎない。組織が意思決定する場合のペーパーは2枚を超えることを禁止する。


(3)フットワーク
本質的な情報を機敏に、簡潔に、タイムリーに、必要とする者に伝達すること。ペーパーやメールを何でも関係者に回すのは最低だ。


(4)制度
ワークしない制度を作るやつは最低のバカである。この制度は国民にとって何の意味があるのかを不断に問え。不要化した制度は迅速に撤廃せよ。


(5)説明責任
いまだに「世間の批判を回避するためには」なんてペーパーに書くやつは皆で殴らねばならない。内部ペーパーでも公表資料と思って書け。想定問答なんてものは消滅する。国民に対する我々の代弁者はマスコミだ。我々の仕事が報道されるのはいいことである。


(6)折衝
折衝で重要なのは知識より総合的人間力である。肝要なのは、国民のために働いているという筋のとおった姿勢と、それが相手に伝わることである。


(7)本音と建前
建前を言わなければならない局面というものはある。だが建前がホンネから乖離しすぎると精神の健康に悪い。裁量を排した事後チェック型行政なんてふりをすべきではない。


(8)健康
過労は健全な判断力を狂わせる。40歳以上は月100時間、未満は月150時間を超えて超過勤務することを禁止する。


(9)採用区分
役所は今なお採用区分による差別が存在する前近代的組織である。キャリアだとかⅡ種だとかⅢ種だとか、出向者だとか、そんなことが国民への貢献と何の関係があるのだ!国民にどう貢献したかが唯一の評価基準である。


(10)バカの壁
我々だけが意識改革したところで周囲のバカの壁は厚いだろう。だが、少しずつでいい。バカの壁を突き崩そう。新たな日本の資本主義を形成していくのは我々なのだという誇りとともに。

民間の方は,十戒にある「国民」って言葉を「顧客」に置き換えて読むとよいかと。今後の自分に言い聞かせないとですね。