ここ1ヶ月位で読んだ本

ちょい久しぶりの読書ネタ。最近,読書量がまた減ってきてるんですわ。


一つ目は,高木光太郎『証言の心理学―記憶を信じる、記憶を疑う(ISBN:4121018478)』です。以下,大まかな内容をば。
人間の記憶は脆いものであるにもかかわらず,法廷などにおける証言の場では,「正確」な記憶が求められる。で,過去存在していた事実と記憶との間にギャップが存在すること認めたうえで,その証言の妥当性を測るためにどうすればよいのか。さらには,この妥当性の検証作業において,著者を含む心理学者はどのように貢献できるのか。・・・てな話です。


二つ目は,市川伸一『考えることの科学―推論の認知心理学への招待(ISBN:412101345X)』です。十分に咀嚼できていないのだけれど,興味深かったです。一つ目の本よりも,科学的な色が濃いアプローチです。


三つ目は,リチャード P.ファインマン『ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)(下)』です。物理学者ファインマンの自伝です。だらだらと無目的な読書をしたいときには最適。ファインマンってひとがどれだけ(良い意味で)変な人で,好奇心に満ちた人間だったかがわかりましたよ。
とまぁこんなところで。他に中途半端に読んだのがあるから,気が向いたらそれについても追記するかも。