最近読んだ本

無事生きてます。料理はほぼしてないけど…。最近,黒ビールがマジでうまい。

てことで,ひさしぶりに最近読んだ本を二つご紹介。


一つ目は,「間取り」で楽しむ住宅読本 (光文社新書)です。この本は,「いまの住宅は,リビング(居間)を中心としたつくりになってるけど,リビングでの家族団らんを重視した家造りが行われるようになったのは,歴史的に見ればつい最近のことでしかない」ということを述べています。客間中心の家造りから,家族中心の家造りへの移行についてのお話がこの本全体のバックグラウンドになっています。文章は論文調です。
ちなみに,これは物件探しのときに間取り図の解説本を買おうとしてたら,この本が妙に面白かったので購入しました。


二つ目は,字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)です。この本は,単純に「字幕翻訳で食ってる人たちの世界がどんな状況なのか?」ってことを知るだけでも楽しめます。
洋画を見ていれば,映画の字幕翻訳と書籍の翻訳とでは,求められる技術が異なることは割と想像できますが,「字幕と吹き替え原稿でも求められるものが異なっているのだ」という話はかなり興味深かったです。字幕に求められるのは,「文字数を極限まで減らしつつ,いかに簡潔にストーリーを補うか」という点に尽きるのだなぁということがわかります。
文章については,この本はショートエッセイ集のようなスタイルで書かれてます。

以上,今回はここまで。