要約

バーナード・クリック『現代政治学入門』

この本、アマゾンの書評にもあるようにイギリス政治学の教科書となっています。内容は、大学で初めて政治学を学ぶ人を念頭において書かれています。ということで、イギリスの大学のカリキュラムの状況なんかも多少かかれてますが、その辺はスルーしておくこ…

加藤秀治郎『日本の選挙』中公新書1687

前提:選挙制度をどうするか(小選挙区制か、比例代表制か)という問題は、技術的な問題でしかないとするのは間違っている。それぞれの選挙制度には、民主主義のあり方に対する基本的理念が背景にあるのだ。日本では、これらの理念を無視した議論がまかり通…

篠原一『市民の政治学』岩波新書(新赤版872)の要約

*結構前に読了していましたが、UPすべきか悩んでたので遅くなりました。 前提となる立場と主張 現代は、「第二の近代(自省的近代)」と表現しうる時代である。 そして、この第二の近代においては、政治も過去の形態から変容しつつある。 第二の近代では、…

Lakoff, George. "The Body Politic"

The metaphor of the Nation as Family is part of the conceptual systems of both liberals and conservatives. ■Liveral categories of moral action■①Empathetic behavior and promoting fairness. ②Helping those who cannot help themselves. ③Protect…

Bookchin, Murray. Toward a New Politics of Citizenship

①「我々の社会は非合理的なんだから社会の基本的な前提はChallengedされなきゃならない」という風に考えないのは近視眼的だ。__②Develop a new left. 現在のアメリカには左翼がいない。今日ラディカリズムといわれてる類なんて1930年代のリベラリズムと区…

長谷部恭男『憲法学のフロンティア』第1章”リベラル・デモクラシーの基底にあるもの”の要約 定義: 近代立憲主義から導かれる政治体制のあり方を広くさす概念。

センのArticlesのまとめ

"The subject of human rights has ended up being a veritable battleground" The Chronicle of Higher Education 「Universal human rights」ってゆう概念はuniting ideaなんだが、human rightsの非西洋文化圏への適用については非常に多くの議論があって…